過去ログ - 白菊ほたる「裕子お姉ちゃん...?」堀裕子「はい!エスパーユッコです!!」
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23: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2014/09/27(土) 00:14:46.54 ID:HTUmFKu+0

中身を拾い集めたカバンがまたその中身をぶちまけました



それを捨て置いて私は上空を飛んでいくカラスを追いかけ続けます


カラスはどんどん私を引き離して行き、今や気を抜いたら見失いそうなほど遠くを飛んでいます



ほたる「やだ...やだ...やだ...!」



いつの間にか呪文でも唱えるみたいに口からそんな言葉が漏れ出します

それが聞こえたのか前にいた通行人が不気味なものでも見るみたいに私から距離を取りました。



今更周りになんと思われても構いません、走りやすくなってむしろ良かったです



そうして人通りのない路地裏に入っていったカラスを追って狭い通路に体を滑り込ませました



ほたる「待っ...きゃぁっ!?」



ゴミ箱をひっくり返しながら盛大に転びました。


中身のゴミが宙を舞い、鼻をつく嫌な臭いのするものを頭から引っ被ってしまいました




ほたる「ひぅ......」



ゴミの臭気に刺激されたせいか、それとも頭からゴミを浴びた惨めな自分の姿を想像してか両目が涙に覆われて

私一人ではあのカードを取り返すどころかカラスを追い続けることさえできませんでした


カラスの姿も、もう見えません



ほたる「返してよぉ...」



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