過去ログ - 中川かのん「あっ……雨、だね……」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/27(土) 02:27:06.80 ID:NJSLtuUs0
桂馬は何か小声が聞こえたような気がして、かのんを見る。
かのんはそれに気づき、空を見上げて、前の言葉をかき消すように言葉を続けた。
かのん「雨、やみそうだね」
それを聞いた桂馬も空を見上げる。
見上げた空は、雲間から光が射し込みはじめていた。
桂馬「そう、だな……」
想いは雨、やまない雨。
かのん「傘、もういらないかな……」
呟くような、かのんの言葉。
傘を貸す条件で始まった学校デート。
雨がやむということは、それは終わりの合図。
桂馬「まだ、雨は降ってる」
桂馬は視線をかのんに向ける。
それに気づいたかのんが目線を合わせると、桂馬は横を向いた。
桂馬「雨がやむまでは、そばにいるよ」
その言葉と共にゲームを再開する桂馬。
そして、そんな桂馬は見つめるかのん。
かのん(……桂馬くん、やっぱり私は……)
かのん(このまま、雨が降り続いたらいいのに……)
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