過去ログ - 【安価】提督「苦労と笑顔の絶えない提督ライフです」
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7:次、安価出します ◆4W65v8B6xEyJ[sage]
2014/09/27(土) 01:02:21.68 ID:OFC0dVhB0






食事もそこそこにして。

提督と艦娘六人は執務室でブリーフィングを行っていた。

本日の作戦任務である海域攻略の最終調整である。

限りなく不確かな戦場で少しでも最悪を避ける為にも、考えの摺り合わせは欠かしてはならない。

いつもはおちゃらけている提督も、艦娘達も、油断が死を招くということが痛い程にわかっているから、作戦会議中は真剣に意見を交わし合う。

提督の艦隊は練度こそそこまで高くないが、チームワークといった面では水準よりも高く位置していた。

練度の高低差を、皆で埋めて戦う。それは、仲良しこよしが好きなこの艦隊にはピッタリの戦術だった。


「今攻略している海域はそこまでの難易度じゃない。今のお前達なら十分にやれるレベルだ」

「提督がそう言うのなら間違いはないのでしょうけど。万が一のことがあります、武装、弾薬、燃料、ボーキサイトは惜しみなく使うべきかと」

「そのつもりだ。資材をケチってお前らが怪我でもしたら、俺も辛いからな」


出撃をするにも演習をするにも、軍内では手柄が高い軍人程優遇される。

困った時に便宜を図ってくれたり、資材の補給を優先して持って来させたり。

だが、この提督はそんな事情を度外視に、艦娘達の身を案じていた。

怪我すること無く、全員無事に帰ってきて欲しい。

誰かを犠牲に生き残るとか、そんなのは御免だ。


……甘いと言われようが、この娘達と一緒にいたいんだ。俺は。


どこの艦隊も大抵は同じことを思っているはずだ。

艦娘は兵器じゃない、元は血の通った一人の人間なのだから。

だから、彼女達の身を大切にするのは提督の義務だ。決して、何かの為だけに見捨てていい存在ではない。


「そういう訳だ。午後には出撃、今日中に海域の攻略を決めるぞ」



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