過去ログ - 葛葉ライドウ対地獄少女
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11:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 21:33:29.27 ID:4btJ32Bz0
探偵事務所に戻り、別件依頼を確認すると確かに地獄通信とかかわりのある内容であった。

ゴウト「どれ、我にも内容を見せてくれ。
……なんと、地獄通信に返信したところ藁人形を押し付けられて困っている。か。
しかし妙ではないか? 新聞の空白に返信とは。
何はともあれこの依頼主が我々以上に地獄通信についての情報を持っていることは間違いあるまい。
なになに、待ち合わせ場所は深川町の祠か。ライドウよ、待ち合わせ場所に急ぐぞ」




鉄道を降り、先頭大國湯の前を曲がり、橋へと差し掛かった直後、突如異界へと引き込まれた。

イチモクレン「じ、地獄通信。く、詳しく調べると死ぬぞぉおおお、うぉまえが死ぬぞおおぉ、うぉれも死ぬうぅぅう」

叫び声に振り返れば複数の悪魔―日本の刀を構えた骸骨の姿をしたトゥルダクが数体、腰から上だけの巨大な骸骨のガシャドクロが一体、大きな目玉に多数の職種の生えたイチモクレンが一体、ライドウに迫ってきている。

ゴウト「フン、異界に引きずり込まれたか。
どうやら地獄通信について捜査されるのがよほど不都合なようだな。
ライドウ、蹴散らしてやれ。さっさとミルクホールに行くとしようぞ」

トゥルダクの毒とガシャドクロの石化に気をつける必要があるが、この程度の数の悪魔はライドウの敵ではない。

マントの下の退魔刀、陰陽葛葉を抜くと同時に封魔管を手に取る。

生体マグネタイトの淡い緑の輝きとともに召喚するのは……南瓜頭にマントの体の仲魔、ジャックランタン。

ジャックランタン「わ〜い またライドウと会えたホ〜」

トゥルダクとガシャドクロは火炎属性弱点、鍛え上げたジャックランタンならば十分に制圧ができるはずだ。

骸骨どもは仲魔に任せてライドウはイチモクレンへと向かっていった。

迫りくる触手を刀で受け止め、一瞬のスキを突き拳銃を三連発叩き込む。

悪魔が悲鳴を上げながら怯んだ隙に一気に距離を詰めて強烈な突きを放った。

修羅虎突きと呼ばれる葛葉一門に伝わる技の一つである。

その踏み込みの勢いを殺さぬまま回転切りを放つと悪魔はたまらずに距離をとった。

ちらりと仲魔を見やれば、思った通り火炎の魔法で骸骨どもを蹴散らしていた。

イチモクレン「イ イ 痛いじゃないかぁぁぁ!」

抗議の声に耳を貸さず、再び銃弾を三連発撃ち込む。

空になった弾倉に手慣れたしぐさで拳銃に弾丸を再充填、詰めた先から全弾斉射。

それを何度か繰り返すうちにイチモクレンはマグネタイトを周囲にまきちらしながら消えていく。

ほぼ同時に、ジャックランタンは火炎属性の範囲魔法で最後のトゥルダクとガシャドクロに同時にとどめを刺した。

納刀し、ジャックランタンを封魔管に戻す。

ランタン「バイバイホ〜!」

ゴウト「危なげのない勝利だったな。素直にほめてやる。……っと、異界から脱出できたようだな。よし、待ち合わせ場所へ急ぐぞ」


>>6 こんな感じでしょうか?


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