40:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:34:12.27 ID:4btJ32Bz0
翌日、ライドウは探偵事務所で鳴海と今後の方針を話し合っていた。
骨女には昨日のうちに鶉橋が広告主であったこと、その住所を伝えてある。
鳴海「鶉橋の出した偽地獄通信には地獄少女一味も迷惑しているんだろう?
しかもライドウが手こずる鶉橋の能力は地獄の力によるものだ。
地獄の力を操る本家本元の地獄少女なら対処できるようにも思える。
彼女らにも事の次第は伝えたわけだし、このまま放っておけば地獄少女が偽地獄通信を止めさせてくれると俺は思うんだ。
そうすればライドウがヤタガラスから受けた命令も達成できる」
ライドウとゴウトは沈黙を返した。
鳴海「……とはいえ、ライドウのことだ『待つだけの立場に甘んじるわけにはいかない』とか思っているんだろ?」
ライドウははっきりと頷いた。
鳴海「とすると、地獄壁の対策を考えなくちゃならないな。
それと瞬間移動についても。
しかし地獄の力か……
誰か鶉橋ほどじゃないにしても詳しい悪魔召喚士がいればいいんだけどな。
やっぱりここはミルクホールのマスターにでも聞いてみたらどうだ?」
ゴウト「フム、当てがあるわけでもなし、駄目で元々のつもりで鳴海の言に従ってみるか」
ライドウは頷くと、もたれていた壁から背をはなし、探偵事務所を後にした。
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