過去ログ - 女淫魔「お屋敷で人助け……?」
1- 20
113: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/10/04(土) 17:53:59.47 ID:P7jYFhZw0
 でもあれはユウキに言われたから仕方なく、という感じ――なのは、苦しいですわね。ええ。

クロエ「大丈夫です。職務をしっかり果たして、その上でしっかりさぼります。女性は……まぁ、私の口説きテク次第で」

アリア「堂々としてるわよね」

リーア「あはは……しょうがないこと、ですかね」

 断言する私に、苦笑する二人。
 そう。仕方ないこと。私は淫魔。長くそういったことから離れていると、力はどんどん弱まっていくし、やることはしっかりやらねばならない。そこに自分の欲求も関わってくるのだが――まぁ、ここは義務ということで一つ。

リーア「お姉さま。離れても私はお姉さまのことを想ってます」

クロエ「ええ。私もずっと想っていますわ」

リーフ「お姉さま……!」

アリア「どうだか。どうせ美少女しかーとか聞いて決めたんでしょ」

クロエ「うぐっ!」

二人『……』

 物凄く分かりやすい、みたいな感情が呆れた目から伝わる。
 いかん。別れのときにこの空気は……。

アリア「らしいといえばらしいけどね。どうなの? そこで仕事していけそう?」

クロエ「詳しいことを聞いていないのでなんとも……。でも、やろうとは思いますわ」

クロエ「ここでは結局自分のことしかできませんでしたから。でもそこなら、私を必要としてくれている。わざわざ呼んだのですし」

 自分を必要としている場があるのだ。
 何かして、ありがた迷惑と言われるよりははるかにマシだろう。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
344Res/212.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice