185: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/10/13(月) 22:15:39.92 ID:9yIGgaaE0
ユウキ「よ、クロエ。元気そうだな」
ユウキがいた。退屈そうにあちこちをふらふらと歩きまわる彼女は、私に気づくと手をひらっと挙げた。
クロエ「ええええ!? なにしてるんですの貴方!?」
ユウキ「仕事の途中にふらりとな」
クロエ「ふらりとって貴方……」
転移の魔法がある以上、それほど驚くことでもないのだが……それでも、街にいた一年間ずっと彼女と会わなかったのだ。驚くべきことだろう。
ユウキ「そんな驚くことでもないだろう。私はここのご主人様だぞ。まぁ座れ」
クロエ「釈然としませんわ……」
彼女に促されるまま席に座るものの、もやもやは決して晴れない。
てっきり次に会うのはまた一年後だと思っていたのに。
私の向かいに座ったユウキは笑顔を見せる。
ユウキ「それで、何しに来たんだ?」
クロエ(……こっちの台詞ですわよね、これ)
クロエ「お手紙を書こうと思いまして」
ユウキ「あの二人にか。ちょうどいい。私がいることだし、ここでぱぱっと書いていけ」
簡単に言うものだ。
彼女はポケットを漁ると便箋とペンを取り出した。
ユウキ「仕事で使用するものだ。遠慮なく使ってくれ」
クロエ「ええ……ありがとうございます」
まぁ、助かったのも事実だし――ここはお礼を言っておこう。
【好感度+2】
クロエ「さて……」
何を書こうか。無事屋敷で働いているのは告げるとして――おまけに、
選択
1・二人に会えない時の寂しさを雄弁に書き連ねる
2・官能小説じみた文章でも……
3・自由(番号、および詳細指定)
安価↓1
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