過去ログ - 女淫魔「お屋敷で人助け……?」
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260: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/10/26(日) 22:29:49.98 ID:WgVcOHkf0
クロエ「そんな情けない理由でご主人様が労働とは、くだらないですわね」

ルカ「くだらなくなんてないよ」

 コトッと私の目の前に蕎麦が置かれる。
 いつの間にかルカがテーブルの横にふくれっ面で立っていた。

ルカ「お皿は大事なんだから。大切にしないと」

 腰に手を当てて力説するルカ。
 彼女のことだからご主人様には逆らわないと思っていたのだけど……そんなことはないらしい。

ユウキ「だからといってこのご主人様に働かせるとはな」

ルカ「ご主人様でも関係ないよ。しっかり償わないと」

ユウキ「ま、異論はないがな」

 肩を竦める彼女。
 その際にちらっと私のことを見てきたりもするのだが――何か意味があるのだろうか。
 気にしないようにしておこう。それよりもご飯だ。

クロエ「いただきます、ですわ」

 蕎麦を一口。温かい温度と味。ほっとする感覚だ。

クロエ「……ふう。今後は私も気をつけないといけませんわね」

ルカ「うん。あ、でもクロエちゃんの着物姿は見たいかな」

ユウキ「ルカのようないやらしい格好なら大歓迎だな」

ルカ「いやらしいって言わないでください」

 バッと見えている胸元を隠すルカ。

ルカ「それにこれ、ご主人様に言われて着てるんですよ? ご主人様そんなこと思ってるのに渡したんですか?」

ユウキ「そうだったか? ふむ、しかし素晴らしい服装ではあるぞ」

クロエ「そうですわ。とても素晴らしいですわ、ルカさんの格好は。もう眼福としか」

ユウキ「お前もそう思うか」

 目を合わせて頷き合う私達は握手を交わす。
 気にくわないことも多いですが、ルカの服装はグッジョブとしか。

ルカ「二人とも……似てるよね」

 ものすごく呆れられた目で見られた。
 ううむ、ユウキに似ていると言われるとは……私も変わったものだ。
 釈然としない反面、嬉しくもある。
 この心境の変化こそ、私が一年で一番変わったことなのかもしれない。

【ユウキ 好感度+3
 ルカ 好感度+1】


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