308: ◆/FgVpjL5ro[saga]
2015/01/04(日) 23:30:52.40 ID:X0oz62tH0
目を開く。
そこは見慣れた医務室。そのベッド上で私は寝ていた。
クロエ「うーう……」
窓の外を見れば、時間はまだそれほど経っていないことが分かった。
身体を起こすと、腕と背中が少し痛む。うめきつつ私は周囲を見回した。
ユウキ「お。起きたか、クロエ」
いつも私が座っている席にいたのはユウキ。
起きた私を見て、ニッと笑う。
クロエ「あなたですか……本当に神出鬼没ですわね」
ユウキ「神出鬼没か。お前のピンチに駆けつけた……そうは思えないか?」
クロエ「思えませんわ」
ユウキ「だろうな。はっはっは」
読んでいたらしい本を閉じて、彼女は私が腰掛けるベッドへ椅子ごと近づいてきた。
ユウキ「派手にやられたみたいだな」
クロエ「まぁ、そうですわね」
ユウキ「仕方ないことだ。リンネは妖狐。その本来の力は世界を滅ぼしかねない強大なもの」
ユウキ「今も力は充分強いからな」
クロエ「……」
ユウキ「こっぴどくやられたらしいが、あいつらは割りとお前のことを評価していたぞ」
ユウキ「リンネ本人もまた然りだ」
クロエ「それはそれは」
正直、あまり戦闘方面で期待されるのは嫌なのだけど、評価が下がっていないことは安心だ。
どこかご機嫌そうにフッと笑うユウキ。
時間はまだありそうだし――何か話をしてみてもいいかもしれない。彼女に訊きたいことはいくつもあるのだ。
選択
1・何か話でもしてくださる? と無茶ぶり
2・口説いて濡れ場へ持ち込もうと試みる (安価のコンマ1〜3で成功)
3・そういえば…… と何か質問【内容は自由】
安価↓1
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