315: ◆AUBDdXHTBU[saga]
2015/01/11(日) 02:35:12.24 ID:Y6hrpYsF0
歩いて別館へ。
その間誰とも会わず、私は訓練場の奥のドアを開いて中へと入っていった。
私の目的はメイと会うこと。
リンネを私に当てた彼女の意図――それがすごく気になった。
メイ「かったるい……」
屋敷の本館より豪華な廊下を進むこと少し。
廊下の途中にあるベンチで、メイを見つけた。窓際に設置されているそれの座席に膝を着き、彼女は背もたれによりかかるようにしながら窓枠に手をついていた。
そして外を眺めつつ、だらしない一言。
……神様、ですわよね?
クロエ「メイさん」
メイ「我は神だというのに、何故こんな場所でひきこもりのように――」
クロエ「メイさん」
まったく気づかずに文句を言いはじめる彼女の肩を軽く叩く。
メイ「うむうっ!? お、お主か」
すごくいい反応を返して、彼女は慌ただしくベンチに座り直した。
メイ「もう身体は大丈夫なのか?」
クロエ「ええ、まぁ」
封印されていても淫魔。身体は丈夫な方だ。
メイ「そうか。……すまなかったな」
不意に、彼女は謝罪した。
メイ「実力を見誤ったようだ。我としたことが、迂闊だった」
クロエ「……いえ。結構楽しかったですわよ」
クロエ(……)
微かな違和感を抱く。
まるで実力を知っていた、聞いていたかのような言葉に。
クロエ「ところで……」
選択
1・何故リンネさんを私に?
2・自由に台詞を
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