過去ログ - 女淫魔「お屋敷で人助け……?」
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35: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/28(日) 21:15:25.36 ID:f0EskQkj0
???「派手にやってるな」

 死体が転がる中、ただぼんやりと立っていた私に声がかかる。
 顔だけそちらに向けると、一人の女性が立っていた。
 綺麗だと、素直に思ったのを覚えている。
 男性物のスーツを身に纏った、赤い髪の女性。顔立ちは中性的で、男性女性どちらとも判断できないが、整っていることは分かった。
 すらりとした身体は高く、胸部分のかすかな膨らみで女性だとなんとか判別できる。
 彼女はにやりと笑って

???「あなた……誰?」

???「私か? 私はユウキ」

 名乗った女性はその場で軽く跳躍。血にそまった私を見て、不敵な笑みを浮かべる。

???「名前はどうでもいい。私と戦うつもり?」

ユウキ「ああ。討伐依頼が――出される前にな」

???「……そう」

ユウキ「冷たい反応だな。……そうだ。私が誰か、もう一つ追加で教えておこう」

 跳躍をやめ、ゆっくりと構えをとる女性。その身体から、決して微弱ではない魔力がただよいはじめた。

ユウキ「私の名はセンナ。屋敷の主で、とーっても偉い……お前の主人になる者だ」

 そして、女性は走りだし――そこからは、よく覚えていない。戦ったのは、確かなのですけれど。


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