37: ◆SXWj7XNfZM[saga]
2014/10/02(木) 07:39:48.88 ID:3UBZxmdmo
少年「もちろん、隠れて見てただけだけど。 そこから、カラオケボックスまで尾行したんだ」
少女「尾行って……」
少年「君を追う、というよりは…… 君の周りをうろつく警察がいないか、の方を重視した尾行だったけどね」
少女「! 『可能性を消した』っていうのは……そういうことだったんですか」
少年「ああ。 もし君が警察にチクっていたとしたら、警察は君とコンタクトを取る人間をすぐに発見できるように傍にいるはずだからね」
少女「……」
少年「で、最終段階として、君は一人でカラオケボックスに入って行った。 これは警察がいるなら有り得ないことだ。」
少年「なぜなら…… 君はあの、閉鎖的で、逃げ場のない、薄暗い部屋で……レイプされる可能性が十分にあったんだからね」
少女「……ッ!」
慌てて身を固くする。
そうだ、いつこの場で組み伏せられたっておかしくないのだ、自分はそういう状況にある、と改めて再認識する。
少年「おいおい、安心しないよ。 ヤるならとっくにヤってるって」
全く安心できない軽口を叩く。
少年「……コホン。 とにかく、君は一人でカラオケ屋に入っていった。 その時点で僕の君への疑いは晴れ、僕は一足先に次の待ち合わせ場所へ向かった、って訳」
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