過去ログ - 少女「円光稼業は楽じゃない」
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40: ◆SXWj7XNfZM[saga]
2014/10/02(木) 07:42:46.60 ID:3UBZxmdmo
 
少年「よし、これが君の『エンコー専用アプリ』だ」

少女「へ? エ、エンコー専用?」
 
少年「そう。 これからシゴト関係の連絡も、客とのやりとりも、全部ソレでするんだ」

少女「は、はあ……」

少年「専用、だからね 間違っても友達とソレで話したり、家族と話したりしないようにね」

少女「あの……素朴な疑問、いいですか」

少年「何?」

少女「何で、わざわざカカオ入れたんですか? 私もうLINE入ってるので、連絡もお客さんとのやりとりも全部LINEですればいいじゃないですか」

少年「うーん、それマズいんだよなぁ」

少女「何でですか?」

少年「あのね、スマホの画面って意外と友達とかが見てるんだよ」

少女「……?」

少年「例えばね、君が友達と話してるとする」

少年「その時、お母さんからLINEのメッセージが届く。 君は『あ、ちょっとゴメン』と言いながらスマホを操作する」

少年「で、LINEって、イジってる時に『どんな人』から『どんなメッセージ』が届いてるのかチラッと映ることあるよね?」

少年「その時、友達の目に『今夜3万でどう!?』とかいうメッセージが目に入ったらどうする?」

少女「……絶対エンコーしてる、って思われます……」

少年「だろ? だから、アプリで分けるんだよ  人前で開くのはLINEだけ。 カカオの方は絶ッッ対に人前では開かない。 ね?」

少女「なるほど……」

少年「ま、使い分けるって点では、君に携帯をもう一台渡して、それをエンコー用にしちゃうって手もあるにはあるんだけどね」

少女「!」

少女(ケータイ2台持ち……! 何かかっこいいかも!)

少女「そ、それはダメなんですか?」

少年「ダメ。 どんなに隠してても母親とかには見つかるもんさ。 もし自分の子が見知らぬケータイを持ってたら……問い詰めるだろ?」

少女「そ、そうですね……」

少年「でも、『なんでカカオ入れてんだ』って追及する母親はいない。 OK?」

少女「よく分かりました……」
 


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