51: ◆SXWj7XNfZM[saga]
2014/10/04(土) 06:28:46.59 ID:IUqHzSk7o
少年「……うーん…… マジか。 マジなのか。 え、あのさ、男と付き合ったことは?」
少女「…………」 フルフル
少年「えーと、付き合ってない男とキスしたり、フェラしたり……」
少女「無いです!」
少年「……ですよね」
そう言って少年は頭を掻いた。
少年「……参ったな」
少女「……」
こんなに焦っている彼を見るのは初めてだ、と少女は思った。
少年「あのさ、何でエンコーしようなんて思ったんだよ 処女なのに」
少女「あなたに誘われたからです」
ピシャリとした物言いに、少年は言い返すこともできず言葉に詰まった。
少年「……あー、何だろ。 今、俺、焦ってるように見えるよね」
少女「いや、ていうか焦ってるでしょ、どう見ても」
少年「うん。 まあ、焦ってる。 でも、何ていうか、プランの変更は余儀なくされたけど、悲観はしてない、とりあえず」
いちいち言葉を区切った物言いがたどたどしい。
が、その目はむしろ光を増したようにも思える。
今まさに頭がフル回転しているのだろう。
少年「うん、大丈夫、オッケ、分かった、なるほど、はいはい。 ってことは、うん、そうか、なるほど」
脳内でえらいスピードでプランとやらを練り直しているのだろう。
少女の方をちらりとも見ずに独り言のように呟き続ける。
一人の世界に入りかけた彼を少女の言葉が引き戻す。
少女「あの、もしもーし」
少年「へ? ああ、はい」
少女「処女だと問題なんですか」
普通に考えれば、問題はありそうだが。
少年「えーと……問題っていうか。 メリットとデメリットがはっきりしてる」
少女「メリットとデメリット?」
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