過去ログ - 【艦これ】「提督、榛名は……榛名は大丈夫ですよ」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/04(土) 14:24:56.22 ID:mAyfGwuPO
「ダメでしょ、ご主人。これは大切な物なんだから、なくさないようにしないと」

「気配なく部屋に入ってくるなよ、漣。びっくりするだろ」

足元にある指輪を屈んで拾う漣。いつからそこに居たのか分からないが、正直どうでもよかった。

「一人じゃ寂しくて死んじゃうだろうからと、こんな時間に様子を見に来た私になんたる言い草。これはメシマズですよメシマズ」

「その使い方は多分間違えてると思うがな。……まあ、いいか。で、漣は皆が帰還するまで話相手になってくれるのか?」

箱も拾って指輪を中に仕舞い、それを俺に差し出す漣。それを受け取り、引き出しの中に戻しつつ、漣に問いかける。

「いいえ。私はご主人を、無理矢理にでもお休みさせに来たんです」

「は……?」

聞き間違いかな?

「あれ、聞こえませんでした? ご主人を眠らせにきたのですよ」

どうやら俺の耳は正しかったらしい。

「いやいやいやいや。俺はここで皆を待たなきゃいけないんだけど!?」

「そんなもん知らねーんですよ。大事な明日の指揮を、寝不足の働かない頭には任せられないのです」

「待て待て。ちゃんと艦隊が帰投したら寝るから。許してくれ」

聞く耳をもたない漣をなんとか説得しようとする。そんな俺にアイツはどこから召喚したのか、14p単装砲をつきつける。しかも、笑顔で。

「聞き分けのない子は、物理的に眠らせますよ?」

「あの……司令室に艤装の持ち込みは……あ、はい、すみません。従います」

ホント、自分の不甲斐なさに嫌気がさすよ。


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