過去ログ - 天使「しあわせにしてあげます!」
↓ 1- 覧 板 20
62: ◆fV2WmpjFfMCf[saga]
2014/10/05(日) 23:09:38.13 ID:Gk558dTj0
天使「ただーいま!」ガチャッ
しーん
天使「あれ、やっぱりまだねてる?」テクテク
天使がごみだらけの床をするする歩きながらちゃちな台所を通過し、四畳ほどしかない(ここもまたごみぶくろだらけの)フローリング部屋に入った時
男は椅子に立ち、天井から吊り下げられたほっそい電気紐をわっかに結んで首をくくろうとしていた。
男「……!」
天使「あ。ちょっと……」
天使の静止も聞かずに男は椅子を蹴った。
が、人間一人分の重さにほっそいほっそい電気紐があらがえるわけもなく、
――どずんっ!
と鈍い音をたてて男は煎餅布団の上に尻から落ちるはめになった。
ほんの一分程度吊っただけだが、男は二、三回急き込んで目に薄く涙を浮かべながら言う。
95Res/46.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。