106: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2014/10/22(水) 22:33:38.76 ID:dc1bNQG+0
・・・・・・
一穂「うんじゃ〜社長、戸締りしといてね〜」
トニー「ああ、今日は運んでくれてありがとう。あと君の家にある耕運機、使わなくなったら譲ってくれ」
一穂「えぇ〜、今は使わないけどまた来年使うし」
トニー「とりあえず考えといて候補としてそれじゃまた明日」
ガララ ピシャン カチッ
トニー「さて、次元移動装置の制作にとりかかるとするか。まさか田舎のガラクタを集めてそれに街で買った電子機器を組み合わせただけで次元移動装置を作りだすとはやはり私は天才だな」
アーマー【トニー様、また失敗する可能性が・・・】
トニー「発明は失敗を重ねてできるものなんだよ。それに今度のは大丈夫。次元移動のシステムを外付けハードにするわけだからな。お前に負担はほとんどないよ」
アーマー【他の方法を考慮はしないのでしょうか。例えば――】
トニー「あーあー、もうこのテで行くと決めたんだ。これが成功すれば私の自伝に120ページ分厚くできるぞ。歴史的大発明だ。マトモなパーツもないのにこんなのを作り上げるんだからな」
アーマー【では、夜更かしなさらないように切りあげてくださいね】
トニー「大丈夫だ。明日の朝には完成するさ」
・・・・・・
チュンチュン
トニー「出来たっ・・・完成だ!異次元移動装置!冷蔵庫を基にあらゆるパーツを組み合わせて、アーマーに搭載していたプログラムを転送させた!これで完璧だ!」
アーマー【おめでとうございます】
トニー「ようしアーマー!さっそくウチに帰るのん!早くしないとここの方言が口にこびりついてきてる」
アーマー【・・・・・・あー・・・トニー様・・・いい報告と悪い報告がありますが・・どちらからお聞きになりますか?】
トニー「なに?・・・・・・じゃあいい方」
アーマー【計算したところ、この次元移動装置の可動成功率は72パーセントです。高い確率で元の世界に帰れます】
トニー「いいじゃあないか。じゃあ悪い方は?」
アーマー【パーツがパーツなので、アークリアクターでの可動は不可能です。純粋な電力が必要となります】
トニー「・・・電力か・・・・・・どれくらい必要なんだ?」
アーマー【1,21ジゴワットです】
トニー「1,21ジゴワット!?1,21ジゴワットだって!!?」
アーマー【あー・・・悪い報告は二重でしたね】
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