過去ログ - 【安価で】ブラック・ブレット【生き残れその9】
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910: ◆wSO.3aHqVRC5[saga]
2014/11/01(土) 20:51:29.46 ID:1dWfK75Lo

自衛隊が

お父さんのいる自衛隊が必ず敗北すると知っていながら

ここで終わりを待つなんて嫌

でも、こんな私情のために

命令違反に加えて、命を捨ててくれとも言えない

冷静で、冷徹でいられるお姉ちゃんが羨ましく

それ以上に憎たらしく

睨んだ私をお姉ちゃんは見据える

陽羽「……でも、もう無駄だよ」

花菜「陽羽?」

不意に大砲などの音が消え、不穏な静寂があたりを包み

陽羽が真っ赤な瞳に涙を貯めながら私を見る

花菜「まさか……」

弓月「な、何言ってるのさ! 奴らの足音もなにも聞こえない! 撃つのを止め――」

陽羽「私はッ!」

弓月「!」

陽羽「私は音で色々なことを知ることができるんだ……だから。どれだけの人の体が変異したかも、食べられたかも。全部、全部っ!」

この場の誰よりも早く、誰よりも確実に

自衛隊の人々の死を感じ取ってしまった陽羽の悲痛な声が弓月ちゃんを退かせ

周囲の民警の動揺を誘う


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