過去ログ - 七花「お前誰だ?」ほむら「あなたこそ誰よ」
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17: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/10/02(木) 23:55:21.71 ID:lMHTB8zjO
「とがめさんたちはどうして旅をしているの?」

「なんだ?唐突に」

とがめは少し怪訝な顔をする。

「別に目的などない、強いて言えば目的を見つけることが目的だな」

と、少ししたり顔でとがめは答えた。

「・・・・それは七花さんも?」

ちっちっちっ、と指を振るとがめ。
その仕草は年下である暁美ほむらから見ても可愛らしいものだった。

「・・・・あいつはな・・・・」

そこでとがめの台詞は途絶えた。
いや、途絶えさせられたと言ったほうが正しいか。

「身ぐるみ置いていきな」

乱入者。
山賊と言った方が正しいのだろうか。
とにかく見た目もみすぼらしくガラガラ声の数人の男たちがいつの間にか彼女達を取り囲んでいた。
 
「七花」

「ああ」

そのやりとりで十分だったのだろう。
彼の纏っているふいんきが変わる。
普段のおっとりとしたものではなくギラつく
そう、まるで刀のようなそんな雰囲気を醸し出す。

「はああっ!」

「七花はな」

あっという間になぎ倒された山賊達を背にとがめは得意げにこう言った。

「虚刀流七代目当主」

聞いたことのない言葉だった。
だが確かに存在するものであるというのは明らかだった。





「さらに言えば私の刀だ」




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