289:くすっち天頂 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/03/31(火) 23:34:53.60 ID:Stio0eNn0
「……ビーター、いいな、それ」
「あの黒服は一人でブツブツなに言うとるんや」
「あいつはそういう奴だ」
体勢を崩したアスナを雪ノ下は容赦なく斬りつける。
アスナ「うぅっ!」
とっさに自分のHPを確認したアスナは驚愕した。
今の一撃で二割もの体力を失ったのだ。
「あ、あのスピードであんなに威力あんのかよ!強すぎんだろ!」
アスナ(あれに対抗するには……パターン化されていたとしても、スキルを使うしかない。
それに、なぜかわからないけれど、あの人はこの世界のシステムをよく理解できていない
みたい。
上手く行けば、やれるはず!)
アスナ「はぁぁっ!電光石火っ!」
先程以上の速さで踏み込み、雪ノ下の胸に一突きを浴びせる。
ナイト「くっ!」
手ごたえを感じたアスナは相手の体力ゲージを確認した。
が、
アスナ(体力ゲージが、ない!!?)
本来あるはずの体力ゲージが、相手からは確認できなかったのだ。
アスナ(相手に体力を確認させないアイテムでも使っているの?それとも……)
『Advent』
場にそぐわない甲高い電子音に、アスナの思考が中断される。
この音声が鳴ると何かが起こるということは学習済みだ。
と、先程超音波を発した蝙蝠が再びやってきた。
急いでアスナは耳をふさぐ。
が、これによってアスナは回避行動がとれなくなった。
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