291:くすっち天頂 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/04/11(土) 22:48:53.45 ID:twp906h20
その攻撃が、アスナの真横で炸裂した。
本来破壊されないはずの市街地フィールドがまるで隕石でも落ちたかのように大きくへこ
んでいた。
必殺技を終えたナイトが、アスナの喉元に槍をつきつける。
ナイト「……降参、してくれないかしら」
相手の強さを認め、アスナは黙って両手を上げた。
ナイト「……あの、どうすればいいのかしら?」
アスナ「あ、ああ。こっちで操作するわ」
アスナがデュエルをドローにする旨の申請を雪ノ下に送る。
アスナ「参ったわ……本当に、強いのね」
雪ノ下「わかってもらえればいいわ。ボス殲滅戦に、私達も加えてもらっていいわよね?」
アスナ「ええ、ぜひとも」
アスナと雪ノ下が固く握手をかざす。
「おいおい、すげぇな!姿の変わるスキルなんて初めてだぜ!」
赤い服を着た男が雪ノ下に話しかける。
熱く語る男に軽く引いたのか、雪ノ下が少し後ずさる。
クライン「ああ、いきなりすまねぇ。俺はクライン。ギルド風林火山の頭はってるもんだ」
???「そ、そのスキルはなんなんや!あんなん……チートやないか!」
関西弁の、ツンツン頭の男が詰問するように問う。
雪ノ下「チート……?いわれのないことだし、私達が特殊な力を持っていたとしても、あ
なたには何の不都合もないと思うのだけれど」
雪ノ下が言っていることはまごうこと無き正論だ。
だがまぁ、ゲームで見たことのないスキルを使っている物がいればその入手方法を知りた
いと思う心境も理解できないではないが。
雪ノ下「それに、とても人に物を聞くような態度ではないと思うわ」
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