過去ログ - ぼっちライダーディケイド
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45:くすっち天頂 ◆hTbGSp6ZJk[sage]
2014/10/25(土) 23:32:32.47 ID:A7BzPUsC0
その戦う姿は、本能のままに敵を蹂躙するもので、まさに……ジョーカーと呼ぶにふさわ

しかった。

そしてマナがモンスター達を殲滅した直後、再び先程を上回る数のモンスターが現れた。

マナ「ああぁぁぁぁっっっ!」

そのモンスター達も、マナの手にかかって次々と消されていく。

ようやく、モンスターの湧出が収まった。

だがこの瞬間も、世界ではこのモンスター達が増え続けている。

そして、俺達の様に戦う術を持たない人々は、ただただ、蹂躙される……。

マナ「ねぇ、六花……もう、だめだよ。倒しても倒してもきりがない。あたし達がどんな

に頑張っても、この広い世界を、守ることはできない」

彼女らしからぬ言葉を、ジョーカーのままの姿でマナは紡いでいく。

六花「そんな!マナは今までどんなピンチも乗り越えてきたじゃない!だから今度だっ

て!」

マナ「違う、違うんだよ、六花……」

六花「な、何が違うのよ!」

マナ「今までのピンチは、原因を作った人が他にいた。グーラ達や、キングジコチュー、

プロトジコチューにアンデッド……でも、これは、あたしが原因なの。だから、どうしよ

うもないよ。あたしが原因で、でも、あたしの意思とは関係なく起こってしまう……

ねぇ、六花」

ジョーカーから元の姿に戻り、マナは六花を強く抱きしめる。

そしてそのまま、自分の唇を六花のそれに重ねた。

六花「!!?」

マナ「初めて会ったときから、大好きだったよ。だから六花、あなたの手で、あたしを終

わらせて?世界を、あたしを、救って?」

マナはそう言い、再びジョーカーの姿へと変わる。

ありす「マナちゃん……」

剣崎「マナ……」

六花「……けないでよ」

マナ「え?」

六花「ふざけないでよ、マナ!幸せの王子にもほどがあるわ!自分を犠牲に、世界を救っ

てですって?それを、好きだって伝えたわたしに言うの!?あなたのことを、ずっと好き

だった、わたしに言うの!?」



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