52:くすっち天頂 ◆hTbGSp6ZJk[sage]
2014/11/06(木) 23:29:59.23 ID:jKJ9caRb0
剣崎「マナらしくないわ、何でも言って。わたし達、友達でしょ?」
マナ「……私を、封印してほしいの」
剣崎「なっ……!?さっき、そんなことしないって……」
マナ「そうだけど、さ。でもこのままじゃ、世界は滅ぼされちゃう。まこぴーもありすも
あぐりちゃんも六花も……みんな、死んじゃうよ」
剣崎「それは、そうだけど……」
マナ「自分で[ピーーー]たら、誰にも迷惑かけなくていいんだけどさ、あたし、アンデッドだか
ら……誰かに封印してもらわないと……」
剣崎「……」
マナ「三人とも大切な親友だから、本当にこんなことしたくないけど、さ……まこぴーだ
けは、故郷を滅ぼされる悲しみを、知ってるでしょ……?」
剣崎「……」
マナ「ごめん、こんなこと言って。だから、まこぴーなら、みんなの為に、封印してくれ
るんじゃないかって」
剣崎「そんな……私が、マナを……」
マナ「もう何人も、人が死んでる。……殺された。それと、段々ジョーカーとしての自分
を、抑えきれなくなってるんだ。なんでだかわからないけど、戦いたくて戦いたくて、仕
方ない……」
剣崎「マナ……」
マナ「せめて、人として終わりたい」
剣崎「でも、今だってこうして話せてるし……人の心を持ち続けることは……」
マナ「無理だよ!」
剣崎「ど、どうして」
マナ「さっきね、お母さん達は大丈夫かなと思って、こっそり家を見に行ったの。荷物を
まとめて、出発するところだった。あたし、そんなお母さん達を見て、倒したいと、思っ
たんだよ……?」
涙ながらにマナは言った。
剣崎「……わかったわ。今から、行く。このことは六花たちには……」
マナ「言わないで、お願い。それから、あった時には、あたしのことは、相田マナ、キュ
アハート、じゃなくて、ジョーカーとして接してくれないかな。そっちの方が、気が楽だ
から……」
剣崎「……マナ。あなたに会えて、一緒に居られて、本当に良かった。ありがとう、さよ
なら」
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