12: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 22:59:31.24 ID:jLUW2A2y0
(じーーーー)
八幡「っ!(きた……)」
温度を持った視線が浮ついた妄想から俺を現実に引き戻す
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/02(木) 22:59:37.60 ID:rFaWCGv8o
C
14: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:00:19.65 ID:jLUW2A2y0
いつもの敵対的なそれではないのはすぐにわかる
人肌に包まれるような心地よさでありながら無視するには鬱陶しい
そんな温度の視線だ…俺はそっと視線の先を盗み見る
15: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:01:16.65 ID:jLUW2A2y0
するとそこには決まって慌てて目を背ける由比ヶ浜がいる
本人はそっけなく背けているつもりなのだろうが
何がしかを意識しているのか、いつもよりだいぶわかり易い
16: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:01:56.48 ID:jLUW2A2y0
時々コイツはいつ見ていたんだってくらい
俺の教室での行動を知っていたりするし、もっと上手くやれそうなもんだが…
まあそんなことは今はどうでもいい、どうでもよくないのがこの後だ
17: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:03:00.23 ID:jLUW2A2y0
由比ヶ浜はそっと確かめるように唇を小指で撫でてから軽くうなずき
頬杖をつくようなしぐさでゆっくり、ゆっくりと
手首の青いシュシュを気持ちちょっと突き出した唇へ持っていく……
18: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:03:55.74 ID:jLUW2A2y0
あくまでもこれは俺の主観だ、由比ヶ浜の主観では何の意味もなく
意識せずただ頬杖ついているだけかもしれない…
かもれないのはわかっているんだが
19: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:04:42.36 ID:jLUW2A2y0
八幡(うわぁぁぁ、うわ、うっわぁぁああ!)
ゆっくりと押し付けられて少しずつ歪んでいく唇から
正直目が離せない、なんか由比ヶ浜に色気すら感じ始めている
20: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:05:43.40 ID:jLUW2A2y0
俺の自意識がここ数日繰り返されるこの光景に
何か意味があるものなんじゃないかと自問自答を始める
八幡(いやいやいや!)
21: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:06:42.09 ID:jLUW2A2y0
この意味深な行動を度々目撃するようになってから
由比ヶ浜の唇がやたら気になって仕方がない
だがそんなこと本人に気取られるわけにはいかん
22: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/02(木) 23:07:28.10 ID:jLUW2A2y0
あまつさえ
八幡「…お前俺があげたシュシュにキスしてない?あれ、恥ずかしいからやめてくれないか?」
なんて言える訳がない!!
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