過去ログ - 八幡「自意識過剰だ……」
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66: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:27:56.99 ID:VJlsYprb0
由比ヶ浜「はう〜、湯呑みのこと意識しすぎて変な事言っちゃったよ〜」

彼と平塚先生が去った後、由比ヶ浜さんは机に伏せて項垂れていた

由比ヶ浜「それもこれも!」
以下略



67: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:29:07.83 ID:VJlsYprb0
三学期最初の頃は気にも留めていなかった

けれど、私たちは湯呑みをプレゼントすることの危険性を全く考慮していなかった

まさか彼が、目の前でその、何度も何度も、口付けするのを見続けるのがこんなにも…
以下略



68: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:30:01.56 ID:VJlsYprb0
ただ、彼が湯呑みに向ける視線がなんというか…凄く優しくて

由比ヶ浜「あたしもあんな目で見つめて欲しいし!」

それに扱うときやたら慎重で、湯呑みの中の紅茶の温かさを感じようと撫でる仕草が…
以下略



69: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:31:09.28 ID:VJlsYprb0
由比ヶ浜「ゆきのんどうしよ〜、このままじゃ部活中ずっと挙動不審になっちゃうよ〜」

由比ヶ浜さんが座っている私の太ももに縋り付いてくる…シワになるからやめてね?

雪ノ下「とは言っても…今更プレゼントを撤回するというのもね……」
以下略



70: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:32:24.35 ID:VJlsYprb0
由比ヶ浜「そうだ!別のプレゼントと交換するのは?」

雪ノ下「それも結局湯呑みの代わりが必要になるし、今更紙コップに戻すわけには…」

二人してうーん…と唸りながら打開策がないか考える
以下略



71: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:33:28.80 ID:VJlsYprb0
由比ヶ浜「ヒッキーならこんな時どうするかな…?」

同じようなことを考えていた由比ヶ浜さんのつぶやきに、つい笑みがこぼれる

そしてある閃きも一緒にこぼれてきた
以下略



72: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:34:42.11 ID:VJlsYprb0
由比ヶ浜「ええ!?いくらなんでもそれは、ちょっと、その、告白っぽくない?(ボソ)」

由比ヶ浜さんはこれ以上ないくらい顔を赤くして両手でバッテンを描き反対する

私はそんな彼女の可愛い勘違いにクスッとしつつ、それを正すために今思いついた計画を話始める
以下略



73: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:35:14.78 ID:VJlsYprb0
勝負事になるとつい後先考えなくなってしまう……

これからやることを想像するとらしくなく顔が熱くなる

由比ヶ浜「でもこんな遠まわしなやり方で、ヒッキーちゃんと気づいてくれるかな…?」
以下略



74: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:36:29.62 ID:VJlsYprb0

Bそして自意識過剰のイタチゴッコは続く

取っ掛かり〜取っ掛かり〜〜…駄目だ

以下略



75: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:37:27.63 ID:VJlsYprb0
由比ヶ浜「やっはろー!」ガララッ

雪ノ下「こんにちは、由比ヶ浜さん」

八幡「…おす」
以下略



76: ◆GZkHdKovso[sage]
2014/10/03(金) 23:38:20.09 ID:VJlsYprb0
由比ヶ浜はいつものように所定の場所に鞄を置き、椅子を気持ち雪ノ下寄りにずらして座る

最近は雪ノ下も何も言わない……順調に調教は進んでいるようです

椅子の場所を最初から近めに置かないのが最後の防波堤のようだ
以下略



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