9: ◆evrb978ejs[saga ]
2014/10/04(土) 20:32:24.93 ID:91k9g2wG0
捨て子「ここまで、来れ、ば、安心かな……」ゼェゼェ
捨て子(あの人間は、猪の跳躍力をなめすぎだ)
捨て子(飛び蹴りを左肩にもらった……折れてるかも)
捨て子(何でボクはあいつを助けたんだろう)
捨て子「あの人間と話したせいだ……きっと」
捨て子(少し休もう……)ドサ
旅人「どうも……良い温泉だね」
侍「ああ、確かに……」
旅人「あなたが剣豪の侍さんだね」
侍「貴殿は……ただものではないな、雰囲気が読めぬ」
旅人「今はただの詩人さ」
侍「そうか……情けない話だが、山の子と手合せに行ったのだが、猪が乱入してきてな」
旅人「ほう」
侍「危うく襲われる所だったが、山の子が自分を庇ったのだよ」
旅人「!」
侍「人に危害を与えるものが、殺しに来ている敵を庇うだろうか?」
旅人「実は私も会いに行ってね、少し話をしたよ。どうも語弊があるらしいね」
侍「ふむ……どうしたものか」ザバッ
村長「遠い所からありがとうございます」ペコリ
忍A「いえ……仕事はこなしますから」
忍B(あの団子うまそう)
村長「ありがたい……さっそくだが、お願いしてもよろしいかな?」
忍「承った」シュバッ
旅人「あの黒い四人は……忍、だったか」
侍「ああ、身体能力に優れ、飛び道具の扱いに長けるそうだ……山の子を狩る気か」
旅人「……どうする?」
侍「あの童には、一度話をしたい……行くか」
旅人「ああ」
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