175: ◆YGEX1y1gzI[sage]
2014/11/23(日) 01:44:10.07 ID:u1L3wjcYo
海未「それは...で、でも正式な部員ではない私が大会に出場するというのはどうも...」
部長「そこをなんとか!一年生の子は小学校からの経験者で結構強いんだ、他の面子もなかなか良い線行ってるし、そこに園田さんが入れば良いところまでいけると思うんだ」
海未「...別に無理に団体戦に出なくてもいいんじゃないですか、個人戦もあるでしょう?」
部長「確かにそうだけどさ、...私、高校になってから団体戦に出たことないんだ」
海未「えっ?」
部長「先輩達が少なくてね、五人揃ったのも数年ぶりだったんだよね、まあ剣道部に女子部員が少ないのなんてどこも同じだろうけど」
音ノ木坂学院はそもそもお世辞にも大きいとは言えない学校である、その上に昨今の著しい生徒数の減少で多くの部活動が人数不足に陥っていた、剣道部もその一つということだろう。
女子校という雰囲気が体育会系部活を盛り上げづらくしているというのも一因かもしれない。
伝統だけはとにかく重ねている学校故に弓道場や剣道場などの設備は揃っているのがまさに宝の持ち腐れ感を漂わせて余計に虚しいばかりである。
部長「あなた達のおかげで廃校はなくなったけどすぐに入学者が増えるかどうかは分からないから、今の一年二年の子も今後団体戦に出られるかどうかは怪しいし、その上試合に勝てるようなメンバーが揃うかと考えるとかなり望み薄だよね、せっかくなら一勝ぐらいさせてあげたいじゃん」
海未「...」
部長「それに、剣道といったらやっぱり団体戦でしょ?」
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