31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/03(金) 23:54:23.82 ID:RJNWzUS1o
『穂乃果ちゃんみたいになれたら』
花陽の微かな呟き、その瞬間花陽の体を薄く青い光が包み込むのが見えた。
花陽本人は気づいていなかったようなのではじめは気のせいかと思った、だがその現実離れした光景を裏付けるかのようにその直後から花陽の様子が急変した。
あまりにも出来すぎている、出来すぎているからこそ彼女たちの話に耳を貸せた。
ここが神社だから、神様が花陽の願いを叶えたとでも言うのだろうか?いや、彼女の呟きは願い、願望と言えるほど昇華されたものではなく、ただ卑屈になって思いつきをそのまま口に出しただけのようなものだ、それをこのようなひねくれた形で叶えるとは、もしこれが神の所業なら随分と意地の悪い神様もいたものだ。
ともあれ、花陽のその『願い』が今回の一件の引き金ならば自ずと解決方法への糸口も見えてくる、しかし少々気になることもあった。
『ていうかそもそも原因はなんなの、なにか心当たりないの?』
『う、うん......特には』
そんなはずはない、自分が呟いたことが直後にその通り起こったのだ、心当たりだらけのはずだ、花陽がそれを言わなかったのはなぜ?自分が原因かもしれないということを言って責められたくなかった?
希「それとも......」
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