過去ログ - 穂乃果「夏色のキセキ」
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39: ◆YGEX1y1gzI[sage]
2014/10/05(日) 00:03:10.16 ID:m0+Y3Jlno
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花陽「わぁ!寝坊した!」

 翌日、小泉家で花陽の体で目覚めた穂乃果は枕元の時計を見て叫んだ、朝練の集合時間まであと30分、すぐに向かえば間に合いはするが朝食を摂っている時間はなかった。

小泉母「珍しいねぇ、いつもご飯が炊ける頃には起きてくるのに」

花陽「ごめんご飯食べてる暇ない!このパン貰っていい?」

小泉母「え?...いいけど」

花陽「ありがと!いっへきはーふ!」

 テーブルにあったコッペパン(ピーナッツバター入り)をくわえてダイニングを飛び出す、と、玄関の段差に座って凛が待っていた、花陽によると通学路の途中なので毎朝迎えに来ているらしい。

凛「あ、おはよー!今日は遅かっ......」

 元気よく手を振り上げながら挨拶した格好のまま、固まる凛。

花陽「おふぁよーりんひゃん......どしたの?」

 もごもごとパンをくわえたまま喋る口元を凝視して、プルプル震えていたかと思うと、今度は驚異的スピードで接近し、おでこに手を差し込んできた。

凛「か、か、かよちん大丈夫!?熱は...なさそうだけど、頭とか打った?何か変な物食べてない?」

花陽「あ、あの、凛ちゃん」

凛「朝はお米を食べないと一日が始まらないと言っていつも遅刻ギリギリ、時には遅刻してまでご飯を食べるかよちんが...パンを...!」


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