390: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:35:53.87 ID:ZGew1KHOo
う「希、お客さんですよ、起きてください」
希「んぅ...」
絵里「いいのよいつものことだから」
391: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:36:34.24 ID:ZGew1KHOo
う「し、しかし、そうなると手持ち無沙汰になってしまいます」
絵里「何もしないってことも、結構大事よ？」
う「...え？」
392: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:37:12.39 ID:ZGew1KHOo
とにかく希を起こしましょうか、勝手に色々触ることも出来ませんし。
う「希、起きてください」
希「ん......おめでとう...」
393: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:37:48.38 ID:ZGew1KHOo
絵里「さてと」
慣れた手つきで朝食の後片づけを終えてキッチンから出てきた絵里が声を掛ける。
絵里「練習はお昼からだけど、それまで何かすることある？」
394: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:38:41.74 ID:ZGew1KHOo
う「そもそも希はなんで生徒会に？絵里はまあ分かりますけど」
希「なんかうちが生徒会やってたらおかしいみたいな物言いやけど...元々はうちがえりちを生徒会に誘ったんよ」
う「えっ、本当ですか？」
395: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:39:14.45 ID:ZGew1KHOo
先生「最近の若い子は冷めてるなぁ...後輩に学校を支配されてもいいのか？」
絵里「別に生徒会長が支配しているワケじゃないでしょう」
先生「...学年でひとりも生徒会役員がいないとなると学年主任として格好がつかないんだ」
396: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:40:21.77 ID:ZGew1KHOo
絵里「...ふぅ」
希「やってみたらええのに、生徒会」
397: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:41:14.91 ID:ZGew1KHOo
絵里「...希は私に生徒会に入って欲しいの？」
希「うん、だって生徒会のえりちってなんか似合うし」
絵里「そんなことないと思うけど」
398: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:41:40.59 ID:ZGew1KHOo
絵里「青春といえば生徒会なんでしょ、一緒に青春しましょう」
希「いやいやいやいやウチどう考えてもそういう柄じゃないやん！」
絵里「そんなことないわ、希って面倒見良いし、結構合ってるんじゃない？」
399: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 03:44:34.59 ID:ZGew1KHOo
絵里「え...えっ？」
希「証拠にこの、生徒会役員のみに着用を許された腕章を見よ！」
400: ◆YGEX1y1gzI[saga]
2016/01/05(火) 04:03:04.43 ID:ZGew1KHOo
絵里「――こうして、後の絢瀬政権が生まれたのよ」
う「絵里と希ってなんというか、大人びたイメージがありますけど、結構コミカルな日常を送ってたんですね」
希「ウチらだって去年は海未ちゃん達と同じ二年生やったんよ」
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