過去ログ - 穂乃果「夏色のキセキ」
1- 20
63: ◆YGEX1y1gzI[sage]
2014/10/06(月) 23:31:11.21 ID:sK2MYIBfo
希「いやぁ青春やねぇ」

 夕暮れの神田明神、二人で練習する花陽と穂乃果を傍目に見つつ俯く希、その目線の先には彼女の鞄の上に並べられた数枚のカード。

 タロットカード、占いで有名なカードだ、特に22枚の大アルカナはその名前ぐらいは知っている者も多いだろうが、それを使った希の占いは当たるという評判だった。

希「ふむ」

 規則的に並べられたカードの中の真ん中にある一枚を表にする、描かれているのは杖とランプを持ったローブ姿の老人、Hermit、隠者のカードである。

希「隠者の逆位置...これであっさり解決、とはいかんみたいやね、現にまだ入れ替わりは解けてないみたいやし」

 二人が練習している方に視線を送る、花陽の私物らしい小ぶりのかわいらしいCDラジカセから流れる音楽に合わせて、今は花陽が『花陽』に振り付けを教えているらしい。

穂乃果「そこ逆、右回りだよ」

花陽「あぁん、ややこしい」

穂乃果「で、隣の人との間隔に気をつけながら前後入れ替わって...」

花陽「はいはいはい!」

希「......あとは本人次第、ってことなんやろうか」

 二人から今度は神田明神の本殿へと視線を移して呟く。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
402Res/280.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice