90: ◆YGEX1y1gzI[sage]
2014/10/10(金) 00:20:27.63 ID:V7BnZTEjo
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穂乃果「はぁ...疲れた...」
自宅(この体の、だが)への帰り道の途中、花陽は思わず呟く。
本来の練習の後再び神田明神で穂乃果と落ち合って暗くなるまでみっちり特別練習、体力的に大変なことは間違いないが、それよりも常に他人になりきり続けなければならない心的疲労の方が花陽にとっては堪えていた。
花陽は嘘をつくのが苦手なのだ。
穂乃果「た、ただいまぁ」
まだ慣れない他人の家での帰宅の挨拶をぎこちなくこなしつつ高坂家の扉を開けると。
高坂母「あ、穂乃果丁度良い所に、悪いけどこれ運ぶの手伝って!」
穂乃果「えっ」
玄関にずらりと並べられた俵、他人ならともかく花陽がその中身を見紛うはずがない、米である、一般家庭で使用する量ではない、和菓子屋であることを考えれば餅米だろう。
花陽の目測ではひとつの俵で30キロ、それが1,2,3......いっぱい。
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