過去ログ - 八幡「やはり地球防衛ロボット"ジアース"は間違っている」
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14: ◆WqJdCIH9ivV3[saga]
2014/10/04(土) 20:25:37.96 ID:qdAIO9hmO

ココペリ「奴ら、攻撃してくるぞ」

八幡(敵、蜘蛛は背中から光を発したかと思うと、それは光線になってジアースの甲殻に当たった)

八幡「うわあああああ!!」グラッ

八幡(さっきと違って今度は振動が伝わってきた。てか部屋ごと揺れるってどんだけ金掛けてんだよ!)

戸塚「当たっちゃったよ!大丈夫なんですか、ココペリさん!」

ココペリ「問題ない。ジアースは、強い」

八幡(スクリーンに円状の窓が映し出される。どうやら被弾箇所を映しているようだ。煙は出ているが外傷はない。)

八幡「それに戸塚が危なくなったら俺が守るから何の心配もすることないぞ」キリッ

戸塚「八幡……!」パァッ

ココペリ「こちらも反撃だ」

八幡(ジアースは蜘蛛の体に鎌のような腕でパンチを繰り出す。蜘蛛は堪らず距離を取ろうと後退するが、ジアースの猛攻がそれを許さない)

戸部「マジっべぇーわ!そこだべ!そこ!」

八幡(そして遂に蜘蛛をひっくり返し、動きを封じた。蜘蛛は脚をバタつかせなんとか抵抗するが、ジアースの厚い甲殻はビクともしない)

三浦「そいえばコレ、どーしたら勝ちだし」

ココペリ「基本は相手を動けなくして、装甲を引き剥がすんだ。そしてコレ、コレだ。この白い球体が敵の核。コレを見つけるんだ」

八幡(ジアースは鎌を指三つの手に変形させ、敵の核を握っていた。蜘蛛の方はまだ脚を動かしているが文字通り虫の息だ)

平塚「流石、製作者とあって、随分手慣れているな。こんな素晴らしいゲームをやり込めるなんて羨ましいぞ!」

ココペリ「……いや、これが初めての操縦だ」

材木座「モハハハハ、面白いことを言うな、ココペリ殿。製作者なのだから初めてというわけなかろう」

ココペリ「正真正銘、初めてさ。ただ十数回ほどチュートリアルを見てきたがね」

八幡(そう言うとココペリは、浮いている椅子をグルリと見回して、ふっと息をついた)

ココペリ「敵の核を見つけたら、こうして抉り出し、潰せ」

八幡(ジアースの手によって、白い球体は粉々に崩れ、それと同時に蜘蛛は力が抜けたように動かなくなった)

ココペリ「これでおしまいだ。あと10回同じことを繰り返す。次は君たちの番だ、頑張ってくれ」

八幡(椅子が下がっていき、スクリーンも元に戻った。部屋はまた真っ暗になった)

雪乃「あら、ココペリさん、もう操縦しないような言い方ね」

ココペリ「そうだ。もう操縦できな…いや、しない。僕の役目はこれで終わりなんだ」



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