過去ログ - 八幡「やはり地球防衛ロボット"ジアース"は間違っている」
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55: ◆WqJdCIH9ivV3[saga]
2014/10/10(金) 23:41:45.03 ID:epBEIBvsO

八幡「すげえ……」

思わず口からこぼれ出す。
あの体格差を真っ正面から受け止め、相手を吹っ飛ばすとは。

陽乃「きゃー! 財津くんすごーい! 素敵!」

結衣「うん。やるじゃん、中二!」

戸部「っべぇーわ! ザイモクセイくんマジパネェ!」

普段なら絶対にあり得ない、材木座への賞賛の声。

材木座「フッ、どうと言うことないわ」

う、うぜぇ……。
それを素直に受ければ良いものを、材木座は余裕そうな顔で答えている。
というか誰も苗字覚えてないことにツッコまないのか、材木座。

戸塚「材木座くん、かっこ良かったよ!」

材木座「デュフフフ、そうかなぁ?」

……素直でも、やっぱり材木座はうぜぇわ。あとキャラは守れ。

雪乃「その気持ち悪い顔はちゃんと勝ってからにして欲しいのだけれど」

雪ノ下が指差す方向には、態勢を立て直す三日月型のロボット、孤月。

三浦「くだくだしてっから、アイツ復活してんじゃん」

平塚「形勢逆転したら、ラッシュをかける。戦闘の基本だな」

材木座「分かっておるわ。しかし距離が出来た以上こちらの優位!なぜなら……」

孤月の戦闘方法はどうやら肉弾戦のようだ。それも主に両手を使ったパンチが主流。
確かに一発の破壊力はあるが、タメが長く、隙が多い。そして渾身の一撃はジアースに真っ向から防がれている。

葉山「ジアースの方が腕は長いし、相手の攻撃を避けて、アウトレンジから攻めれば勝てるってわけだね」

材木座に補足して、爽やかスマイルを浮かべる葉山。
おいおい、葉山、材木座の見せ場を奪ってやるなよ……。

材木座「む、そ、その通りだ。強敵だったが、これで終いにしよう」

ところが妙なことに、孤月はその場に立ち尽くすのみ。
普通なら距離を詰めて反撃に出てくるのだが……。

月明かりをバックに、孤月は直立不動を保ったままだ。
三日月型の胸部が、不気味に月光を反射し、白くなっている。

いや、違う。
この光は反射じゃないっ……!

八幡「材木座! 避けろぉ!」

刹那、孤月の胸部から真っ白な三日月型の光線が放たれた。
ジアースは転がるように、間一髪それを回避した。

材木座「な、ななな!?」

光線の着弾先、数十キロ先には、三日月の形にかたどられていた、海。
周辺には島々もあったようだが諸共消滅していた。

こんなものジアースのレーザーの比ではない。当たれば即死亡の一撃必殺。

予想外のメインウェポンに、声を失った。



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