21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/04(土) 22:06:27.26 ID:qFG3aE+A0
和「それじゃ、咲さん……」
最後まで言いかける前に、自分の携帯がテーブルに置いたままなのに気づく。
手を伸ばそうとすれば、その前に咲さんがそれを手にした。
取ってくれたのだと思い手を伸ばしたのに、携帯は私の手に戻ってこず。
咲さんはいきなり電話をかけ始めた。
和「ちょ、咲さん!?」
咲「もしもし、夜分すみません宮永です。いつも和ちゃんにはお世話になってます」
咲「いえ、こちらこそ。あの、今日家に和ちゃん泊まってもらってもいいですか?」
咲「――ええ、そうなんです。――ありがとうございます。はい、代わります」
言葉も出ないまま、渡された携帯を耳にあてれば母の声。
およそ想像は出来ていたものの、まさか本当に家に電話かけていたなんて!
今更家に帰りますなんて言えば、喧嘩したのかと思われてしまうだろうから。
母には泊まると言うしかできなくて…。
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