過去ログ - モバP「ユッコの欲望がダダ漏れになった」
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2: ◆agif0ROmyg[saga]
2014/10/05(日) 21:23:30.75 ID:OAacdeX80
モバP「(最近、ユッコのサイキックトレーニングが目覚ましい成果を見せている)」

モバP「(それ自体は、凄いことだ。一応サイキッカーアイドルということで売り出してきた裕子だが、実際この世に超能力があるなどと信じる人間はそういない。俺もその一人だった)」

モバP「(しかし現実は違った。どうも裕子は本物だったらしい)」

モバP「(ただ……正直言って、対処に困る面があるのも事実だ)」

モバP「(というのも)」

裕子「ただいま戻りましたー!」

モバP「おう、おかえり。今日のレッスン、どうだった」

裕子「なんということはありませんよ! エスパーユッコのサイキックにかかればね!」

モバP「(裕子は、口ではこんなことを言っている。しかしちょっと意識を集中してみると)」

裕子「(でも今日のメニュー、ちょっとキツかったですね。よくやったな〜とか言って褒めてくれると、凄く嬉しいんですけど)」

モバP「(このように、心の声が聞こえてくる)」

モバP「(裕子はテレパシー能力に目覚めたらしいのだ)」

モバP「(彼女自身、このことには気づいていないらしい。心の声が聞こえるのも、俺の他にはいないらしい)」

モバP「(もしかしたら、俺の方に能力が目覚めたのかもしれないが……その可能性は、とりあえず置いておこう)」

モバP「(サイキックトレーニングしてた裕子に力が発現した、と考える方が色々自然だ)」

モバP「(どっちにしても、今のままでは真相など分からない)」

モバP「(俺が妄想に取り憑かれてる……とは思いたくないが、まだ何の確証も無いのだから)」

モバP「(裕子としても、心の中が駄々漏れになってたと知っていい気はしないだろう)」

モバP「(結局、俺はこの状況を上手いこと利用し続ける他無いのだ)」

モバP「そうか、頼もしいな。でも今日のメニューは、結構ハードだったって聞いてるぞ」

モバP「よくやりきったな。さすがエスパーだ」

裕子「え、えへへ……それほどでも、ありますよ!」

裕子「(ああーいい気分です! もっと!もっと褒めて、プロデューサー!)」

モバP「(なんて分かりやすいやつだ……テレパシー要らないんじゃないか)」


モバP「(というわけで、まだ裕子の周辺に大きな変化は起きていない)」

モバP「(彼女の要求がダイレクトに届くようになって、俺の仕事が幾分楽になったくらいだ)」


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