560:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/10(水) 11:53:48.40 ID:qo7APlc8O
武闘家「かなり…金持ちなんじゃねえのか?」
武闘家「港町でもこんなもんは見たことがねえ」
魔法使い「この装飾なんてかなり手が込んでいますね〜」
魔法使いが感心しながら見ている、塀の装飾は、可愛い魔物の形をしている。
女の子が好きそうな見た目だ。
魔法使い「…持ち帰りたい」ジトー
主人「ふふふ。やはり皆さん驚きますよね」
男「まあ…こんな立派な建物に住んでる人が依頼主なら、びっくりしますよ…」
主人「実は、この建物は依頼主のものではないのです」
男「えっ!?」
主人「この建物は、以前、魔王軍との戦争で傷ついたり独りになってしまった人たちのために建てられたものなんですよ」
主人「そして、依頼主はサウス王国からこの村を復興するために派遣されてきた、王国の役員のかたです」
男「じゃあこの広大な土地は…」
主人「ええ。みんなが共有して使っています。ちなみにその豪華な装飾は、孤児の子供達が作っているんですよ」
魔法使い「えぇ!!こんなに複雑な装飾を!?」
魔法使い「…とっても器用なんですね〜」
武闘家「国からの支援か…」
男(武闘家…)
武闘家「まあ依頼主は悪いやつじゃなさそうだな」
男「…そうだね」
男「というか、国の役員も普通に依頼するんだね」
武闘家「あるぜ。俺もいくつか受けたことがある。あいつら金があるからな、冒険者雇う余裕があるんだよ」
主人「依頼主はおおらかな方ですよ。この村の人たちからとても感謝されていて、事実献身的にこの村の復興に手を貸してくれています」
男「へぇ〜…」
男(国の役員ってだけで、なんとなく敬遠しちゃうもんだけど…どんな人なんだろう)
主人「案内しましょう。こちらへどうぞ」
男「はい」
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