2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/06(月) 03:45:43.08 ID:8aCZMlRr0
・ もう日も落ち、薄暗くなった放課後の生物室。
普通の生徒なら、不気味な雰囲気のせいで近寄りもしないその部屋で、一人の美しい女生徒が椅子に座って蛙が入った水槽を見ていた。
彼女の名前は、蛙野好子。
生物部の部長で、蛙が大好きな少女だ。
蛙が好きな彼女は、いつも放課後遅くまで残って蛙の観察をしているのだ。
「可愛いな……蛙……」
時を同じくして、生物室前の廊下を一人の少年が歩いていた。
木田不美男。見た目の不気味さのせいで不気田と呼ばれている。
彼は、自分を愛してくれる女性を探し続けていた。しかし、愛してくれる女性を探している理由はここでは割愛することにする。
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