過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 10:24:43.30 ID:DMfbvU0b0

あの夜……帝愛グループの主催した希望の船のクルーズで森田鉄雄は生還を果たす。
狂気と策略が交差した地獄の中で体験した出来事が夢であったと思うような現実の世界へ森田は戻ってきたのだ。

それから4ヵ月後……1996年、7月――

この夏、森田鉄雄は25歳となる。
相変わらず森田は日雇いの仕事でその場を凌ぎ続ける覇気のない日々を送り続けていた。
エスポワールの夜で300万という大金を手にしたものの、1円たりとも使ってはいない。

車も買わなければマンションもいらない……贅沢をする気も起きない……。
3年前、裏社会で活動していた際に2億という大金を稼いだ際に平井銀二から教えられた「大金は抱いて眠れ」という教えがすっかり染み付いてしまっていた。
森田は寝る時はもちろん外出時でさえ大金を肌身離さず持ち歩いていたのだ。

バッグに300万や着替えなどを詰め込み、仕事が無い時は街をぶらりと歩き回る……そんな毎日ばかり繰り返していた。
仕事が無い今日、森田は美緒がウェイトレスとして働いている喫茶店へと足を運んでいた。



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