過去ログ - 【銀と金】森田鉄雄は絶望の城へと拉致されました 第二部【賭博黙示録カイジ】
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280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/19(水) 17:07:32.87 ID:g0Z8QOvQ0

兵藤「くっくっくっ……森田くん、そのお嬢さんの言うとおりだ。勝負を始める前から負けることを考えていては、勝てるかもしれぬ勝負でも勝てんぞ?」

必死に森田を促す美緒の姿を見て兵藤は言う……。
希望をちらつかせておき、やがてその希望が絶望の現実となったその時には美緒は絶望に染まりながら必死になって森田の敗北と死を認められずに狂うのだろう。
叶わぬと知りつつも無様、惨めに森田へ縋り続ける……。
そうした光景をこれから見ることになるかもしれないとなれば、兵藤の期待も高まる……。

兵藤「とは言え……君の仲間に対するその厚情は賞賛に値するというもの……。よかろう、その時には君の願い通りに手配するとしよう」

たとえこれで森田たちが負けたとしても、カイジに対する負荷は軽減できる……。
後はこれからの勝負の結果次第……!

カイジ「金を奴の1億の上に置いてくれ」

ゼッケン11「は、はい」

兵藤側の賭け金10億のうち、カイジにかけられている1億の札束の上に2000万の金が入れられたビニール袋が乗せられる。

ゼッケン11「あの……正確には2060万あって、だから60万余分なんです……」

カイジ「気にするな。勝った時にはみんなにそれなりに配って回る。治療やら何やら、色々世話になったしな」

直接力にはならずとも、ここまで自分たちの恐怖を共有してくれた仲間たち。そんな彼らに対する恩義でもあった。

兵藤「ワシもまた世話になるかもしれんしの……。また……治療やら何やらな……!」

不敵に笑みを浮かべる兵藤。明らかにこちらに揺さぶりをかけてきている……。
その治療費は森田が持ってくれることにはなるのだが……その展開だけは何としても避ける……!
そのためにカイジは策を練ってきたのだ……! この悪魔を倒すために……!



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