133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/12/10(水) 06:20:16.89 ID:gMnDKuR50
いい会場の癖に扉には古い建物独特のかすれ声を上げて開閉される癖があるそうで。
かすれ声と共にひとり、女を生んだ。
カメラマン「やっぱりそういう風に言うんですね」
博士「君ね、確かに仕事は沢山ご一緒しているが、そんな取引のようなこと一回も無かったよね」
同意を求める。いや、要求するような眼で見据える。
今まで何人の人間がこの様な状況に置かれたのだろうか。
カメラマン「いえ、この録音が真実ですよね。隠しても貴方のやったことは、消えません」
博士「何言ってるんだ!」
カメラマン「何も証拠を残していないのは見事だと思います。しかし、私が出せなくても、誰かが出してくれるでしょう
。私以外にも沢山……」
博士「そんな! そんなわけないじゃないか! なにを君は……っ! 今後二度と仕事が得られないと思え!」
カメラマン「いいです! 貴方にはもう頼りませんし」
博士「この恩知らずが……」
「まあ、この会話自体がいろいろバラしてるようなものなんですけどね」
博士「こじつけの三流雑誌ぐらいしかそんなこと本気になるわけない!」
「この業界、嘘にまみれているって言いますけど意外とそうでも無いんですよ。何というか……噂はかなりあるんで
すよね。あなたについて。ですから、わざわざ私たちが何かするってのも」
博士「……失礼する」
「あの、ちょっと待ってもらえませんか?」
博士「なんだね」
「本当になにもご存じない?」
博士「ああ。今のはすべてあんた等の妄言だ」
「そうですか……。この妄言広めてもいいですか?」
博士「勝手にし給え」
「じゃあお言葉に甘えて」
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