過去ログ - 向井拓海「The Passion――判定は許さない」
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105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:29:43.99 ID:hGctJzQM0
――――

「素意や」

 さってここからは仕切り直しだ。
以下略



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:30:36.61 ID:hGctJzQM0
「なんだか……悲しい歌だね」

 そんな事はないさくるみ。こいつは希望の歌なんだ。
さあコブシをきかせろ、後にはこんな歌詞が続くからな。

以下略



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:31:39.62 ID:hGctJzQM0
 あ〜確かに、地に右手を突き伏してからの急な立ち上がりの繰り返し。
その上で両手を天へと突き上げろってなきついわな。

「そうかくるみ腹を出せ。アタシのサラシを使えばちったあマシになるだろ」

以下略



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/06(月) 20:32:21.42 ID:e82tTW5e0
よくわかんないけど目が離せないぜ
期待


109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:32:30.57 ID:hGctJzQM0
「ホラ、後ろ向け巻いてやる。アタシのお宝だがついでにジャンプもしょってけ。
 背中が重いとな、猫背が治って背が伸びるんだ。あたしは充分身長(タッパ)があるしガキが遠慮すんな」

「うん。くるみアラレちゃんいつも読んでるよ〜」

以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:33:53.12 ID:hGctJzQM0
 持っていた所でいずれはウンエイに奪われる。
かといって隠し場所もねえしな。
売っぱらうにしても買いたがる物好きなんざあてはねえぞ。

「ばんざーい ぬいだよおねーしゃん」
以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:34:44.69 ID:hGctJzQM0
 なんでぇ藪から棒に。

「くるみの夢はねもう叶っちゃった。ふたつも。
 かわいくなりたいのと……お友達が欲しいの……。
 おねーしゃんはくるみをバカにしなかったから、今度はくるみがおねーしゃんの夢を叶えてあげる」
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:35:45.73 ID:hGctJzQM0
 くるみの背が震える。
顔は見えねえがきっと涙を堪えてるんだろうな。
こうして無分別に他者を傷付けるのは幾度目か。

 本当にアタシは馬鹿でアホで間抜けだ。
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:36:52.01 ID:hGctJzQM0
 不甲斐無いと……思う。
目に涙が貯まる―――堪えろ。
アタシにもっと力があれば―――違う!

 必要なものはアタシの弱さを受け入れるほんのちょっとの勇気。
以下略



114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 20:37:48.00 ID:hGctJzQM0
「そうじゃねえんだ……そうじゃねえんだ……。
 だけど親父に会わなきゃ、もうアタシは一歩も前に進めねぇんだ」

 無意味に反発してお袋んとこを飛び出したせいで貯金はねえ。
稼いだ日銭もその日の糧を得る為に食い尽くしちまった。
以下略



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