過去ログ - 向井拓海「The Passion――判定は許さない」
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 19:44:43.63 ID:hGctJzQM0
 感じているのは鈍い痛み、偏頭痛。人込みに酔った訳じゃない、違和感の正体はまぶたの重さ。
今のアタシには踊り手の動きがひどくゆっくりと見える。
この感覚には覚えがある。一つはバイクで峠を攻める時、もう一つは夜勤明け。

 どちらも集中力を高めてくれる。なぜか? それは体が現状を危険だと認識しているからだ。
昔はこの状態を絶好調だと勘違いして何度も煮え湯を飲まされたもんさ、間抜けな話だがな。

 大きく息を吸い、吐く。ほんの一呼吸で良い、それで体の力みは抜ける。
アタシは臆病で間抜けなクソったれだ。臆病である事も将来負け犬となる事も自分では変えられない。
だけど間抜けでなくなる事は出来る。目を使い頭を使い舌を使えば。

 唇を舐める、唾が出ない。OK牧場の決闘、喉はカラカラだ。アタシは疲れている。
原田の店から5分や10分歩いた所で疲れるはずがない、アタシの体はそこまでヤワじゃない。
ならば思い出せ、なぜアタシはそこまで疲れている?




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