過去ログ - 信長「あー…天下統一とかダルい…光秀、今夜儂を暗殺してくんね?」
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46: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/12(日) 22:15:47.18 ID:FWrKVSIVo

天正十年 六月一日 未明

丹波山城国境付近


利三「光秀様。後続、遅れなく行軍してまいっております」

光秀「あいわかった。やや速度を上げる旨伝令を出せ」

利三「御意に」

秀満「…閲兵とは、考えましたな」

光秀「うむ…まぁ、言い訳に過ぎないがな」

秀満「直、桂川がみえて参りましょう」

光秀「そうだな…」

秀満「信長様は、我らをお恨みになりましょうか?」

光秀「…分からぬな。お怒りになるやもしれん。しかし、私も武士だ。決めたからには、そのような瑣末なことを気にかけているべきではない」」

秀満「あとは、秀吉殿次第だ…」

秀満「…心中、お察し致します」

光秀「ときに…お倫は息災か?」

秀満「はい…お義父上…」

光秀「そうか…お主がもらってくれると申し出てくれて嬉しかった…出戻りのあやつは、寺にでも出すより他にないかもしれぬと考えておったのだ」

秀満「滅相もございません。某などにはもったいないくらいの女房にございます」

光秀「武家の妻とは苦労が耐えぬ場所だ。私も妻には頭があがらぬよ」

秀満「光秀様のご寵愛ぶりは、家臣のあいだでも語り草でございます。ご謙遜召されるな」

光秀「なに、そうでもしなければ私も『曲者』されてしまうからな」

秀満「『曲者』…?なんです?」

光秀「いや、はは、気にするな…む?」

秀満「おぉ、桂川が見えてまいりましたな!」



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