過去ログ - 信長「あー…天下統一とかダルい…光秀、今夜儂を暗殺してくんね?」
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69: ◆EhtsT9zeko[saga]
2014/10/20(月) 02:46:57.46 ID:E4J8t69Ko

家康「…脱出するとして、退路は?」

忠次「街道は避けるべきでしょうな。万が一のときには絡め取られる」

直政「…となると…山越えになる、か…」

忠勝「山越え!?甲賀と伊賀を合わせて超えるってのか!?」

康政「伊賀はまだ良いが…件の謀反には甲賀衆が関わっているのだろう?それとて危険ではないのか?」

家康「…服部、どう思う?」

半蔵「…甲賀は、伊賀と異なり、諸氏が入り乱れた小戦国とも言える状況にあります。たどれば、佐々木氏の弱体化から六角氏、多羅尾氏などが立身する世です」

  「今回の謀反に関与しているのは、旧佐々木家の一部の家臣である可能性があります…この過程であるな、一人、話を通せる御仁を存じております」

家康「何者だ?」

半蔵「はっ。近江甲賀は小川城城主、多羅尾光俊殿です」

家康「多羅尾光俊…って、あの?」

忠勝「信用なるのか?」

半蔵「多羅尾殿は信長様とはお会いになられたことがあるとのこと」

家康「確か、伊賀の乱のときに先鋒部隊の指揮を勤めた人だよね?」

半蔵「はっ。信長様からは格別の待遇を賜っているとのお噂」

秀一「わっ、私も、あの方なら信用できると思います」

直政「長谷川殿」

秀一「幾度かお会いしたことがございます。彼のお人は、野心や恩義、忠義ではなく、一族とその郎党を宝とするお方でございます」

直政「ふむ…」

半蔵「小川城までたどり着くことができれば、その先は伊賀です。我が手の者に加え、賃を払えば忍を幾人でも雇い入れられましょう」

忠勝「賃か…それほど持ち合わせてないのう」

秀一「そ、それならば、安土からもお支払いを!」

家康「いや、それはまずいでしょ長谷川っち」

直政「(っち…?)」

秀一「いえ!私は上様より、家康様御一行の安全を任されている身でございます。私の決定は、上様が決定と同じ」

半蔵「…伊賀の乱では、伊賀衆は信長様がご子息信雄殿にかなりの数の貴重品を奪われたと聞き及んでおります」

  「殿をお助けすることでそれらが戻るとあれば、百地、藤林両家もこぞって人を寄越すでしょう」

康政「…決まり、だな」

直政「殿、いかがです?」

家康「…わかった。その案で行く。ただし、急ぐぞ」

忠勝「なに、聞き分けのない輩がおるようなら、蜻蛉切の餌食にしてくれましょう」

忠次「お前、そんなだから脳筋って言われるんだよ」

忠勝「ぬぅ!?」

家康「直ぐに支度をさせろ。夜明けと共に、甲賀へ入る」

一同「はっ!」






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