過去ログ - 安価でファンタジーな村の村長の子供として生きてみようと思う【ぼちぼち更新】
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948: ◆SucRin.q1Q[saga]
2014/10/15(水) 19:49:54.78 ID:OlIPHcfSo
ルドルフ「俺に起きた変化…もしかして竜人が言っていた光の力と関係があるのか?」

アマンダ「ああ、憶測だが。あの火竜が言っていたことだしおそらくそうだろう、となるとあの翼は錯覚ではなく…天使の翼だったのかもしれないな…」

アマンダ「お前の力は人並みのはずだが、あの時の瞬発力や跳躍力は人外のそれだった」

ルドルフ「・・・」

ルドルフ「そういえば、さっきの剣は」

アマンダ「あの剣か、さすがに今は抜けないがあれはフランベルジュと言って炎の剣だ、威力もなかなかあるぞ」

ルドルフ「…炎の剣か…」

アマンダ「槍じゃなくて残念だな…」

ルドルフ「…あと、あの堕ちた勇者だが…」

アマンダ「ああ、あれはミラルドと言ったな…確かに勇者だった」

アマンダ「10万年と言う年月の中、何万ものの人間が光の力を授かり魔王を打ち倒す勇者として目覚めたそうだ」

アマンダ「だが、現状に満足するもの、魔王に挑む資格ありと認めてもらえないものが大半で…」

ルドルフ「挑む資格…」

アマンダ「ああ、ミラルドと言う勇者は魔王に挑む資格を認められ、そして3人の有志と共に戦ったそうだ…だが結果は…2人が討ち死に、勇者は魔王の生み出した闇に吸い込まれ、生き残った1人は逃げ帰った…」

アマンダ「闇に吸い込まれたのは、勇者が同性愛者であったことに引け目を感じていたからだろう…」

ルドルフ「しかしなぜ生きていたんだ…淫魔の餌にされたんじゃないのか?」

アマンダ「…魔王イリスはそのようなことはしないらしい、すべての人間が胸に秘めた思いを開放するのが望みと、淫魔とは違う信念を持って行動している」

アマンダ「だから、人を無意味に魔族に変えたり、虐殺したりはしないそうだ…職務放棄気味だがな」

ルドルフ「・・・胸に思いを秘めた人間に対しては」

アマンダ「開放するように囁くか、それでも聞かないとき、無意識に恋慕を抱いていて苦しんでいたりしているときには…闇に誘う…それがあなたにとっての幸せと…」

アマンダ「もしかしたら勝てたかもしれないというのに……勇者はその誘惑に負けたのだ」

アマンダ「そうそう、魔王が戦う資格を認めた時は、その本当の名前を勇者やその従者に教えるそうだ…聞いてみたいものだな、一度」


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