27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 21:52:25.40 ID:Ha53zHbko
秋の終わり、夕暮れの土手の道を歩いている。
空は血が滲んだような赤紫で、映る物全てを影絵に変えていた。
燻る雲と対照的に空気は冷たく、風に身震いしてしまうほどだ。
高架の下をくぐり抜けて行ったところで、僕は足を止めた。
どこからか音が聞こえた。草がなびく音、遠くの車の音、高架を伝わる振動の他に、音が聞こえた。
今にも消えそうな楽器の音。
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