42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/06(月) 22:19:39.11 ID:Ha53zHbko
――僕は失望しない、なんて言ってどうする?
だいたい、失望しないと宣言することは期待しないと宣言することに等しい。
そもそも、あいさんは期待されることに疲れたのか。それは違うと思う。
「孤独は、二人で分け合ってちょうどいいじゃないですか……」
僕はあいさんの好きに吹いたサックスが好きだった。
あんな風に自由で、弱々しくって、消えそうな姿を僕に見せてほしい。
それだけで幸福じゃないか――。
あいさんは鼻をすすった。
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