23: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 20:20:47.84 ID:sthOuHbb0
暗黒騎士「お前に重圧をかけてくるのは人間達の勝手だ。ならお前も勝手になればいい…今の居場所が嫌でなければな」
勇者「い、嫌じゃないです!ま、魔物が沢山いるのは怖いけど…」
暗黒騎士「それは慣れろ」
そう言った彼の口調は、笑いを含んでいるようにも聞こえた。
暗黒騎士「俺から言えるのはここまでだ…明日も早い、俺は休むぞ」
そう言って彼は自分の寝室(寝室は別々)に行こうとしたので…
勇者「ま、待って!」
暗黒騎士「!」
咄嗟にその手を掴んで、彼を呼び止めた。
勇者「あ、あの…ありがとうございます…」
暗黒騎士「…何がだ?」
勇者「や、優しくして下さって…嬉しかった、です…」
暗黒騎士「…フッ」
彼は私の顔を見て笑い、それから言った。
暗黒騎士「やはりお前は勇者ではないな…それに顔が面白い」
勇者「え、ええぇっ!?」
あたふたする私を尻目に、彼は寝室へと向かうのだった。
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