過去ログ - 勇者「もう勇者なんてやめたい」
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5: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 10:58:13.51 ID:lpuJ/0to0
暗黒騎士「随分、長く眠っていたな――勇者よ」

勇者「あ、貴方は…」

先ほど自分達を襲った軍隊に戦闘に立っていた暗黒騎士だった。
あの時は恐怖で混乱していたが、その物々しい鎧はしっかりと記憶に残っている。

勇者「あのう、ここは…どこですか?」

まだ残っている恐怖心からか、それとも元々の気弱さからか、つい敵にも敬語で話してしまう。

暗黒騎士「ここは魔王城の一室…俺の部屋だ」

勇者「なっ!?」

勇者(ここが私達の目指していた魔王城…なら魔王もここに!?ということは遂に最終決戦…無理無理、絶対負けちゃうううぅぅ!!)

暗黒騎士「落ち着け。お前は感情がすぐ顔に出るようだな」

勇者「はい!?あ、ひゃあぁ」

勇者(は、恥ずかしい…。あれ?でも、今の状況って…)

勇者「私は…捕まったってことですか?」

暗黒騎士「…気付くのが遅い」

鎧兜で表情は見えなかったけれど、口調で呆れているのがわかった。

勇者(うぅ、敵に恥を晒してしまった、また皆に何か言われる…って、あれ?」


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